平内町おすすめ観光スポット5選

平内の地元民が教える定番の観光スポットを5つご紹介!「こんなに美しい場所があったのか」「こんな場所があったのか!」などなど、あらためて平内町を再発見していただけたら嬉しいです。
大島(夏泊半島)

青森県の地図を上から見下ろすと右に下北半島、左に津軽半島があり、その間に夏泊半島があるのが分かると思います。浅虫夏泊県立自然公園に指定されており、半島の海岸線をぐるっと回る「夏泊ほたてライン」からの景観が人気の夏泊半島。その先端に浮かんでいる島が「大島」です。大島へは夏泊崎の突端から渡り橋があり、満潮でも渡れるようになっています。約20ヘクタールの島の突端には灯台があり、陸奥湾全体を一望することができます。2024年5月には、北海道や石川県など全国各地で確認された太陽フレアの影響とみられる「低緯度オーロラ」のような現象が撮影されたと話題に。天体観測や星空撮影に訪れる方も多いスポットです。
椿山

椿山は、海岸に面した傾斜地を中心に1万数千本のヤブツバキにおおわれ、4月下旬から5月下旬にかけて丘陵一帯に紅色の花を咲かせます。椿山を分布の北限としていることから「北限のつばき」と呼ばれ、大正11年(1922年)に「ツバキ自生北限地帯」として国の天然記念物に指定されています。椿山沿いに浅瀬が広がる「椿山海岸」は日本の渚百選に認定されてた美しい海岸で、海水浴場やキャンプ場が整備されています。また、椿山海岸から県道9号を挟んだ向かいには元禄11年(1698年)の創建と伝えられる「椿神社」があります。
浅所海岸

浅所海岸は、夏泊半島東側のちょうど付け根の辺りにある遠浅の海岸。古くから白鳥の渡来地として知られており、毎年10月中旬頃シベリア方面より渡来し、3月下旬頃まで白鳥とのふれあいが楽しめます。海岸一帯(夏泊半島一帯に亘り)は『小湊のハクチョウおよびその渡来地』として特別天然記念物にも指定されていてます。また、渡橋で松島・小松島へ行くことができ、美しい景観を望むことができます。
藩境塚

青森を代表する津軽藩と南部藩との境界を示した場所がこの「藩境塚」です。かつて、津軽・南部両藩の境界についての紛争が絶えなかったため、両藩協議の末、馬門・狩場沢の中間の小川(双股川)を挟んで、東西に相対峙する丘を各藩2個築いて境界標としました。当時は「四ツ森」や「四ツ塚」と呼ばれていました。塚の径は約10m、高さ約3.5mで塚上に構築物はありません。
立石洞窟

縄文時代後期の貝殻、土器(擦文式土器)などが発見された直径2m程の海食洞。安井崎の500m北、幅15m、高さ30mほどの巨石の根元に位置しています。この洞窟には次のような伝説が残っています。「昔ある漁師がカレイを持ち海岸を歩いていると、突然現れた犬がカレイを奪い取ったため追いかけた。犬は洞窟に逃げ込み、怒った漁師は入口に石を積み塞いだ。その後、漁師が浪岡に行くと見覚えのある犬が遊んでいた。村人の話では、どこから来たか分からないが、その犬はカレイをくわえて村外れの穴から出てきたと言う。以来この村は『王余魚沢村(かれいざわむら)』と呼ぶことになった」。この伝説は「平内七不思議」の一つに数えられています。
この記事を書いた人:ひらないホタテ貝議事務局