中国でホタテを使った餃子といえば「蒸し餃子」で蓮の花のカタチが愛らしい料理だった
日本と中国での餃子観の違い
先日、機会があって餃子専門店の取材へ行きました。その折、店主に「ホタテを使った餃子はあるんですか」と質問したところ、中国では「蒸し餃子」が一般的とのこと。日本で餃子というと、いわゆる「焼き餃子」が一般的ですが、中国では「水餃子」が一般的。加えて日本人は「おかず」としての意識が強いのに対して、中国では「主食」であることも大きな違いです。
包む食材で餃子の形が千変万化
中国の蒸し餃子は「点心」としても有名で、縁起の良い食べ物として元旦や婚礼などのお祝いの席でも好まれます。特に注目すべきは餃子の「形」にあります。ホタテの蒸し餃子は「荷花帯子餃」と呼ばれ、蓮の花を意味する「荷花(ホーファー)」の名の通り、丸くコロンとした形がとても可愛いらしいです。
こちらの写真はエビの蒸し餃子「鮮蝦餃」。素材の特徴を見立てた包み方になっているため、ホタテの蒸し餃子とは形が違うことが分かります。ぜひ中国伝統の蒸し餃子、ご家庭でもチャレンジしてみてはいかがでしょう。また、今回、取材させていただいた餃子専門店の店主から、家庭でも作りやすいホタテの焼き餃子のレシピも提供いただいたので、引き続き当サイトで発信していく予定です。お楽しみに!
取材協力:餃子食堂 〒025-0043 岩手県花巻市上根子法領16-31
この記事を書いた人:ひらないホタテ貝議事務局