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ほたてを釣って運勢を占う!?廣田神社の「ほたておみくじ」の魅力に迫る

2026.02.25 | インタビュー

神社で「おみくじ」を引かれるという方も多いのではないでしょうか。最近では伝統的な紙の「おみくじ」にとどまらず、神社ごとに趣向を凝らした「オリジナルおみくじ」も見られるようになりました。例えば、北海道の帯広神社では野鳥をモチーフにした「シマエナガみくじ」、奈良の春日大社では鹿をかたどった「鹿みくじ」などが登場しています。ここ、青森市にも「ほたて」をモチーフにしたおみくじがあるとの情報を得て、今回、廣田神社の巫女で第21代ミスりんごあおもりでもある田村心虹さんにお話しを伺いました。

千年の歴史をもつ廣田神社

青森市の中心地・長島にある「廣田神社」は、千年以上の歴史をもつ由緒深い神社です。天明4年(1784年)に疫病が大流行した際、10代将軍・徳川家治の命により疫病の終息と健康を祈願した札が奉安され、疫病が鎮まったと伝えられています。これにより廣田神社は、全国唯一の「病厄除け」の神様を祀る神社として広く信仰されるようになりました。厄除けと聞くと一般的には“災いを避ける”という意味合いが強いのですが、廣田神社の掲げる「病厄除け」は単に悪いものを祓うだけでなく、病気平癒や人生の節目に訪れるさまざまな困難を前向きな転機へと導く、そんな祈りが込められています。

青森らしさと遊び心のある「ほたておみくじ」

神社に到着後、さっそく田村さんに「ほたておみくじ」を見せていただきました。おみくじが入った縁起物は、ほたてをモチーフにした形状。ころんとした丸みのあるフォルムと、ほたて貝の間から見えるクリっとした目がとってもキュートです。
「『ほたておみくじ』は平成30年の8月1日から頒布が開始されました。特徴は『津軽弁のおみくじ』であるということで、大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、それぞれのおみくじ箋には伊奈かっぺいさんによる運勢とイラストが描かれています」と田村さん。青森ならではの温かさやユーモアを感じられるおみくじとして人気を集めているそうです。

「ほたておみくじ」を釣る(引く)

実際に「ほたておみくじ」を引くことができる授与所へ案内していただきました。すると、海に見立てた桶の中に浮かぶように「ほたておみくじ」が。桶のそばにある釣り竿を用いて釣る(引く)のだそうで、まるで漁を体験しているかのような感覚が楽しめると参拝者に好評だそうです。
「おみくじがなくなると、『出荷終了』という言葉を使っているのが個人的に面白いポイントです。本物のほたてに見立てた言葉選びも楽しんでもらえると嬉しいです」と田村さん。「ほたておみくじ」の説明文を読むと、【品種】順風満帆(青森固有種)、【生産者】廣田神社(神主と巫女)、【収穫時期】波風が騒ぐ頃、【特徴】津軽弁のおみくじがもれなくつきます。(青森ご当地タレント伊奈かっぺい社長監修)、【保管方法】収穫したほたては食べずに、家にお持ち帰りお飾りください。扇のごとく末広がりに順風満帆に進みます。と、思わずくすっとしてしまうユニークな文章が書かれていました。神社スタッフの方々の愛着もうかがえて、ほっこりした気持ちになります。

「初穂料は一体500円お納めいただいています。縁起物としてお家にお持ち帰りいただいても大丈夫ですよ」と田村さん。ここで改めて「ほたておみくじ」の収穫方法について説明します。

参拝 先ずは天地の恵みを頂く廣田大神様に感謝の祈りを捧げましょう

選定 初穂料を納めて新鮮で活きのよさそうなほたてを選びましょう。

収穫 ほたてに挟まれると大怪我をします。1人ずつ狙いを定めて取りましょう。

発送 品質が落ちないようにSNS等で素早く発信しましょう。#廣田神社#ほたておみくじ
上記の順番で「ほたておみくじ」を引いて運勢を占ってみてくださいね。

筆者も「ほたておみくじ」を引かせていただきました。結果は小吉。「わがねくても くすなー(分からなくても心配するな)」とのお言葉が書かれていました。壁にぶつかってもくよくよせず、前を向いて進んでいこうと思います(笑)。

今回、「ほたておみくじ」をナビゲートしていただいた田村さんは平内町出身。生まれも育ちも平内町で、ご両親はホタテ養殖を営んでいるそうです。「私にとって平内町の魅力は、特産品であるほたてと、人のあたたかさです」と笑顔で語る田村さんは、廣田神社の巫女であると同時に、青森県産りんごをPRする「ミスりんごあおもり」としても活動中。県内外のイベントに参加し、りんごの品種や特徴、美味しい食べ方を伝える“りんごアンバサダー”として全国を飛び回っています。「イベント前には必ず品種を確認し、予習を欠かさないようにしています」という田村さんの姿勢からは、青森の魅力を丁寧により正確に伝えたいという強い思いが伝わってきます。
「青森の海の恵みと、祈りが結びついた『ほたておみくじ』を通して、廣田神社のこと、青森のことを知ってもらえたらうれしいです」と田村さん。ぜひ一度『ほたておみくじ』を引いて青森のあたたかさに触れながら、未来への一歩をひらいてみてください。

プロフィール

田村心虹(たむら・ここ)。青森県平内町出身。廣田神社で巫女として奉職する傍ら、青森りんごの魅力を伝える第21代「ミスりんごあおもり」としても活躍。テレビ・ラジオ出演や国内外でのイベントを通じて青森県産りんごのPR活動に日々取り組んでいる。

<お問い合わせ>
廣田神社
https://hoseifoods.com/
〒030-0861 青森市長島2丁目13-5
TEL:017-776-7848
授与所・社務所 8:30~16:30(水曜日:休務日)
※休務日は祭事等の関係で変更になる場合があります。

この記事を書いた人
ひらないホタテ貝議事務局 ディレクター/門脇寿英

平内町の漁師

青森市から車で約30 分、下北半島に囲まれた場所にある平内町。陸奥湾の恵みで育った「平内ホタテ」は養殖ホタテでは生産量日本一を誇り、とにかく甘味が強いのが特徴です。
陸奥湾は外海のように大きな波が来ることもなく、しけの影響をあまり受けません。さらに、山から流れ込む水が植物プランクトンを多く含み栄養価の高い陸奥湾の水がホタテを美味しくしています。

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