
ホタテオイスターソースコンテスト応募作品
ホタテ(帆立貝)は学名を「Mizuhopecten yessoensis」といい、アメリカ人の医師ジョン・クラークソン・ジェイ(J. Jay)が1857年に命名しました。 イタヤガイ科に分類される軟体動物の一種であるホタテは、寒冷海洋性で漁獲高は北海道、青森県、岩手県、宮城県で99%以上を占めており、イタヤガイ科の中でも最も多く生産されています。古くは非常に高級な食材でしたが、養殖が普及し始めたため庶民的な値段になったそうです。
アサリやハマグリなど通常、二枚貝には「貝柱」は2つあります。ホタテも最初は貝柱が2つありますが、大きくなると一方が退化して1つになります。正式には「閉殻筋(へいかくきん)」と言い、その正体は殻を閉じるための筋肉。ホタテがパタパタと泳ぐことができるのは、ほかの貝と比べても大きい貝柱(筋肉)のおかげなんです。
肝臓とすい臓の働きをする中腸線(ちゅうちょうせん)は、通称「ウロ」とも呼ばれ貝毒が蓄積されています。ホタテを調理する際は、まずはこのウロを取り除いてくださいね。
呼吸や海中にあるエサを取り込む(ろ過して集める)働きをしています。
外套膜はいわゆる「貝ひも」のことです。その主な働きは貝殻を作ったり、泳ぐ方向を決めたりしています。そして、よく見ると縁に沿って小さな黒い点々があるのが分かると思います。実はこれ、ホタテの「目」なんです。光を感じる程度ですが、その数は60個以上あるともいわれています。
日本のホタテは雌雄異体(同一の種で卵巣をもつ個体と精巣をもつ個体とが別々になっていること)です。オスの精巣は乳白色、メスの卵巣はピンク色をしています。2~4月の産卵期に大きくなります。
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陸奥湾は外海のように大きな波が来ることもなく、しけの影響をあまり受けません。さらに、山から流れ込む水が植物プランクトンを多く含み栄養価の高い陸奥湾の水がホタテを美味しくしています。
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